『半島祭時記』シリーズ 第5弾!

渋谷利雄写真展
 『半島祭時記』〜知られざる能登の奇祭〜

「能登の祭り」を生涯のテーマに、能登に生きる人々の祈りを撮り続けている羽咋市出身の渋谷利雄氏。
渋谷氏のご厚意により、羽咋市歴史民俗資料館では年に一回、氏の膨大な作品を企画展示しています。
第5回目となる今回は、能都町のお山祭り、羽咋市の二十日題目など能登の奇祭を紹介していきます。 

渋谷氏の作品には祭りの静と動がありありと映し出されています。
ぜひ企画展に足をお運びください。貴方も能登の祭りに魅了されることでしょう。

《期  間》 平成16年7月10日(土)〜8月31日(木)
9:00〜17:00(入館は16:30まで) 
会期中無休
《観覧料》 無料
《場  所》 羽咋市歴史民俗資料館
《問い合わせ》 羽咋市歴史民俗資料館
〒925−0027
羽咋市鶴多町鶴多田38-1
 TEL 0767-22-5998
 FAX 0767-22-4468

 渋谷俊雄氏プロフィール

 展示内容

渋谷利雄氏プロフィール

◎略歴/1936年石川県押水町出身。日本写真専門学校卒業。現在日本写真家協会会員、三軌会写真部会員、三軌会写真部北陸支部長、羽咋写真協会会長、羽咋市文化財審議委員、日本写真芸術学会会員

◎写歴/羽咋市文化協会功労賞(1984年)、石川県文化活動奨励賞(1985年)、文部大臣奨励賞<三軌会>  (1985年)、朝日新聞特別賞(1979年)、日本観光協会中部支部観光功労賞(1994年)、石川観光ホスピタリティ賞(2001年)

◎著書/『写真譜・能登の祭り歳時記』『写真譜・加賀の祭り歳時記』『祭礼行事(石川の祭り)』(桜楓社)、 『キリコの祈り』(蒼洋社)、『能登キリコ祭り』(せいしん社)、『能登の伝説人』(能登印刷) 、『能登燦々』(中日新聞社)

渋谷利雄氏連絡先:渋谷フォート(п@0767-22-1082)


渋谷氏による写真展解説会

展示内容


  28の奇祭を紹介しています。いずれも異彩を放つ祭りです。
祭 礼・行 事 所 在 地・寺 社 名 開 催 日
叩き堂祭り(1) 珠洲市片岩町 片岩白山神社 1月6日
十七夜祭(2) 鳳至郡柳田村重年 日宗屋神社 1月6日(変更あり)
成り祝い 輪島市河井町 重蔵神社 1月7日
若子祭り(1) 珠洲市真浦町 真浦白山神社 2月6日
小串祭り 輪島市大沢町 静浦神社 2月6日
ぞんべら祭り(■) 鳳至郡門前町鬼屋 鬼屋神社 2月6日
ふきのと祭り(3) 鳳至郡門前町内保 太玉神社 2月9日・3月3日
万才楽土(■) 鳳至郡門前町走出 櫛比神社 2月12日
二十日題目 羽咋市太田町 日吉神社 2月20日
如月祭(■) 輪島市河井町 重蔵神社 3月1日〜7日
お山祭り[石仏山祭り] 鳳至郡能都町柿生神道 日吉神社 3月2日
鬼打ち神事 鳳至郡能都町山田 木住神社 3月28日
弓引き祭り(2) 鳳至郡柳田村十郎原 日桂神社 4月3日
サバ祭 鳳至郡穴水町木原 白山神社 4月4日
麒山祭 輪島市町野町曽々木 5月11日
ごうらい祭り 鳳至郡門前町走出 櫛比神社 7月18・19日
引き舟祭り 鳳至郡穴水町甲 加夫刀比古神社 8月21日
夫婦石まつり(4) 羽咋市大町 御門主比古神社 8月25日
鎌打ち神事(■) 鹿島郡鹿西町金丸 鎌宮諏訪神社/鹿島郡鹿島町藤井 住吉神社/七尾市日室町 諏訪神社 8月27日
川渡し神事 羽咋市川原町長者川 羽咋神社 9月18日(毎年変更あり)
柿八講祭 鳳至郡能都町柿生神道 日吉神社 11月4日
ばっこ祭 鹿島郡鹿西町能登部上 能登部神社 11月17日〜21日
えびす講神事(5) 輪島市輪島崎町 輪島前神社 11月20日・1月10日
おんねも祭り 鳳至郡門前町道下 諸岡比古神社 12月3日
アエノコト(●) 奥能登一円 12月5日・2月9日(地域によって変更あり)
[田打ち神事/いぶり祭り/刈り上げ祭] 珠洲市若山町 田中家 [2月11日/田植え後/9月中旬]
※ (●)印 国指定重要無形民俗文化財/(■)印 石川県指定無形民俗文化財/(1) 印 珠洲市指定無形民俗文化財/(2)印 柳田村指定無形民俗文化財/ (3)印 門前町指定無形民俗文化財/(4) 印 羽咋市指定無形民俗文化財/(5) 印 輪島市指定無形民俗文化財
◇ぞんべら祭り  門前町鬼屋 鬼屋神社 2月6日  石川県指定無形民俗文化財
 氏子の祭主が「さて立春も過ぎたしそろそろ田植えの準備を」と切り出し、「農之次第」の巻物を読み上げた後、直径 40pの鏡餅を木の枝にさして鍬に見立て、荒起こしから田植えまでの一連の作業をユーモラスに演じる。 ぞんべらは田んぼに水をぞんぶり(たくさん)の方言がなまったものと言われる。
◇万才楽土  門前町走出 櫛比神社 2月12日  石川県指定無形民俗文化財
 拝殿中央で独特の舞と囃子で農作物の実りを描写する豊作祈願の祭事。子供と青壮年の獅子舞を奉納後、今年の氏子当番が舞人となり 、裃姿で中央に正座、宮司から稲束に見立てた神木と祝い棒を受け取り、すっと立ち上がり舞い始める。 三・四歩左右にふらつき、一節毎にユーモラスに踊る。氏子達は「まんざい ろくと」と大声ではやしながら見守る。 ぞんべら祭りと万才楽土祭りは一連の予祝行事。
◇お山祭り(石仏山祭り)  能都町柿生神道 日吉神社 3月2日
 地区の人が、女人禁制の石仏山へ新しいしめ縄やお供えを持参して入る。高さ3m、 幅60pの「前立ち」と呼ばれる巨大な神石の祭場で、宮司が湯釜神事を行い、玉串を捧げて家内安全と豊作を祈願する。 祭礼後は伝統の祭り料理で直会が開かれる。

お山祭り
◇夫婦石まつり  羽咋市大町 御門主比古神社 8月25日  羽咋市指定無形民俗化財
 大町の俗称大峯にある夫婦石と呼ばれる巨大な霊石の前で、町会長が司祭者となり、 神に感謝し、豊作を祈願する。雨乞いの神事。 昔、炎天が続き稲が枯死寸前になったので、夫婦石に山海の幸と信州・戸隠山の水をお供え し、護摩を焚き祈祷をしたところ、7日目の8月25日に大雨が降ったという伝承による。
◇鎌打ち神事  七尾市日室町 諏訪神社  8月27日  石川県指定無形民俗文化財
 神木のタブの木に二丁の鎌を打ち込み、風鎮と豊作を祈る、諏訪信仰を伝承した祭り。 日室町で使用される鎌は、魚の鱗が掘られている。
◇ばっこ祭  鹿西町能登部上能登部神社 11月17日〜21日  石川県指定無形民俗文化財
 17日のしめ縄作りや19日深夜、宮司宅の一汁一菜とドブロク酒での直会など、5日間に渡って神事が行われる。 直会後、隣村の愛宕神社から神を奉迎して祭る際の行列は終始無言で執り行われる。